小渕優子が選対委員長!”ドリル優子”の汚名はつきまとい、新たな不透明な政治資金処理も浮上【文春砲】

9月13日の内閣改造・党役員人事内閣改造で、自民党の選挙対策委員長に小渕優子議員が就任されました。小渕議員は過去に「ドリル優子」で有名となった政治資金問題で経産相を退任しており、疑問の声もあがっています。

さらに週刊文春で不正な資金な流れについての新たな疑惑についての記事も公開されました。ここでは、過去の「ドリル優子」事件と文春砲で取り上げられた疑惑についておってみたいと思います。

目次

小渕優子議員がなぜ「ドリル優子」と呼ばれるようになったのか

小渕優子議員がなぜ「ドリル優子」と呼ばれるようになったのか。

2014年9月には第2次安倍改造内閣で、女性初の経済産業大臣に就任した直後の10月。

関係政治団体「小渕優子後援会」などが開催した明治座での観劇会を巡り、支出が収入を大幅に上回るなど、政治資金収支報告書に不適切な記載をしていた問題を「週刊新潮」により報道され、東京地検特捜部が捜査に乗り出す事態に発展したのです。

この一連の疑惑で小渕氏は経産相を辞任。さらに、東京地検特捜部による事務所など家宅捜索をした際、関係先のハードディスクが電動ドリルで物理的に破壊されたパソコンが見つかり証拠隠滅をはかったということです。

このことからネットでは“ドリル優子”という異名がつき、多くの方の記憶に残る形となりました。

そのほかにも、当時以下の指摘も受けていました。

  • 地元・群馬の「下仁田ネギ」を政治資金の「交際費」として毎年約60万円分も購入
  • 高級下着や化粧品、ベビー用品、ワインまで政治資金で購入
  • ファッションデザイナーである小渕氏の実姉が手掛けていたブティックに3年間で330万円あまりの支払いがされており批判を浴びる

結局、虚偽記載額は3億円を超え、折田氏2人の元秘書が在宅起訴。15年10月、政治資金規正法違反で有罪判決(折田氏は禁錮2年、執行猶予3年)を受けました。最終的には小渕優子氏は嫌疑不十分で不起訴となっています。

当時の辞任会見では「私自身がわからないことが多すぎます。なんでこうなっているのか」などと繰り返し、追及から逃れようとしていると多くの人の目には映っていました。

また、地元では記者会見されていましたが、最終的に東京・永田町での本人からの十分な説明がなされなかったことが批判を浴びつづけることになっています。

小渕優子議員の今さらの反省の弁「決して忘れることのない傷」

小渕優子議員は、今回の選対委員長就任での会見では、「ドリル優子」事件についてあらためてお詫びと説明ということで涙目で声をつまらせながら語られました。

TBS NEWS DIG

私自身は誠意をもってご説明させていただいてまいりました。あの時に起こったことは、政治家として私がこれから歩みを進めていく中で、心に反省を持ち、決して忘れることのない傷としてその歩みを進めてまいりたいと思います

また、「今日の会見でもし私に必要がお話があるということであれば、おっしゃっていただければ」と説明責任を果たす意向を示されているということです。

小渕優子議員の新たな疑惑を文春が報道「”ドリル秘書”も関与」

小渕優子議員の今回の就任に合わせる形で「週刊文春」では新たな疑惑について「小渕優子が”ドリル秘書”不動産会社に政治資金1200万円を還流させている!」と題して記事が公開されました。

「週刊文春」では、政治資金を徹底調査した。として、揺るぎない姿勢が感じられます。詳細は本書をお読みいただくとして、政治資金の部分のみ簡単にまとめると次のようなことが報じられています。

岸田首相ら派閥領袖クラスと大差がない1億7000万にものぼる集金力と小渕優子後援会の年1000万円前後の収入がある。

献金先に意外なタニマチがいることや「ドリル優子」の問題の発端になった明治座からも年間120万円の献金があり、観劇会も復活している。

政治資金の支出先が役員に小渕姓が並ぶファミリー企業に事件後15年で1400万流れている。

ファミリー企業の役員の1人に「ドリル優子」事件で有罪判決を受けた秘書の1人”ドリル秘書”がいた。(昨年8月退任)

小渕議員が関与する不動産会社がほぼ実体がなく政治資金のみ還流する構図ができあがっているのでは?ドリル秘書も関与は?

「税金が含まれる政治資金、より一層の厳正さが求められる。ファミリー企業への支出は道義的問題がある。発注すべき必然性を説明すべき」という政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授の言葉も紹介されています。

本件についての対応が気になります。またわかり次第追記していきます。

小渕優子議員が就いた選挙対策委員長の役割は?

初の女性総理の呼び声高い小渕優子議員が就いた自民党の「選挙対策委員長」。党4役の一つで政権の要と言われる重要ポストです。幹事長とともに国政選挙や知事選などの候補者調整の中心役となる人です。

岸田首相は「ドリル優子」の禊を済んだとしてこの重責に就かせたといわれています。年内にも解散総選挙が行われるのでは?という話もあり、その時には小渕議員は“選挙の顔”としての役割を担うことになります。女性議員登用の声に応えることにもなるのでしょう。

今回の就任に対して、MBS夕方ニュース「よんチャンTV」の中で、豊田真由子元衆院議員が解説されています。

永田町には「志半ばで亡くなられた小渕恵三元首相のお嬢さん」を盛り立てようという動きがある。いまだに「世襲とか、お世話になったという理由」で動くことや、「自分たちが総理総裁を決められるという前時代的な世代」が存在する

デイリー
引用:文春オンライン

「ドリル優子」へ向けられている厳しい目

小渕優子議員につきまとう「ドリル優子」として過去に起こした不正については世の人の記憶にはしっかり残っており、厳しい目が向けられています。

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ドリル優子を「選対委員長」って… 最初から、選挙で不正する気やん。
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政治資金規正法違反で捜索される前に、ドリルでパソコンを破壊して証拠隠滅した小渕優子議員が自民党の選対委員長になるのか。

自民党は完全に日本国民をナメている

文春砲への歓迎の言葉も多く飛び交っています。

ナイスな記事ですねー ドリル事件だけではなくて政治資金での有権者買収とか身内の会社への支払いとか、カネへの緩さが再認識出来る記事ですw

しばらく大人しくして、時間が経てば「禊は済んだ」という自民党の体質は、エッフェル松川氏やスピード今井氏にも着々と受け継がれています。 その意味で、ドリル優子氏は現在の自民党女性議員の頂点に立つ逸材かもしれません。(Yahoo!コメント)

ずっと調べていて泳がせておいて要職に起用された今、記事として公表したのは時期として最高のタイミング。

うまくごまかせたと思っているのだろうけどあまりに不自然。政治資金をファミリー企業に還流させるなんて禊も反省も無かったということでしょう。父親の代からのしがらみがあるのだろうが、小渕氏個人の資質だけでなくそれを支える周囲の環境もドリルでHDDのデータを隠滅した時から全く変わっていないのだろう。

こんな人を起用する岸田総理の人を見る目が疑われる。(Yahoo!コメント)

「5ちゃんねる」でも沸いています

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