新(あたらし)かほり容疑者Facebook「神のお告げに従ったか」千葉・母親遺体損壊事件

千葉県市川市南行徳のマンションで6月28日、解体された遺体が見つかり、同居していた職業不詳、新(あたらし)かほり容疑者(45)が死体損壊・遺棄の疑いで逮捕されました。遺体は容疑者の母親博子さん(75)で窒息死と判明しました。

新かほり容疑者は「霊媒師になるために殺す必要があった」と述べています。フェイスブックなどその人物像や周辺情報を追ってみました。

目次

新(あたらし)容疑者母の除霊をした霊媒師の存在【追記】

日テレ「バンキシャ!」

「霊媒師になるために修行に行く必要があり、母がいると邪魔だった」と供述している新容疑者。なりたかった理由が「霊媒師に見てもらって母の調子がよくなったから」としています。

新容疑者は母親を連れて何度もある霊媒師を訪ね、うつ気味だった母親の「除霊」をしてもらったということがわかりました。その霊媒師の方からのコメントが出てきました。5年ほど前から仕事や母親のことについて相談を受けており、新容疑者と最後に会ったのは2年前ということです。

お母さんが鬱症状があるとか、外に出たくない』というので、除霊はさせていただきました。その姿を見て(霊媒師を)やりたいと思うというのは、まれにいます、そういう方は。特別な力を持ちたい、だからチヤホヤされたい『かほりさん、すごいですね』と誰かに言われたい気持ちが(霊媒師になることと)イコールになったかもしれない。

livedoorニュース

新容疑者からは一度も「霊媒師になりたい」と言われたことはなかったということです。

母親との仲は悪いようには見えなかったが、母親におススメの本を紹介した時に、かほり容疑者から『お母さんはそういう本じゃないよね、こういう本を読めばいいのよ』という押しつけの言葉や『お母さんはダメだから』という言葉を聞いたといいます。

霊媒師になるっていうのは家族の力があって、だからいま私たちはやっていけてるという先生方は多いと思う。その方を殺すとか、ましてや肉を食べるとかは絶対にないです

livedoorニュース

この話からすると新容疑者の行いは真逆のこと。母が邪魔だと思ったのはどういうことからでしょうか。

友人からの新証言

今年の3月末、占いや霊視みたいな勉強会に行っていると聞いた友人がいました。新容疑者が『まだまだ勉強が足りないから、次回は質問できるようにもっと勉強しないと』と話したといいます。

また、ジムに来ていた高齢の男性が、自分のお墓について悩んでいたことに対し、新容疑者は『霊はお墓にはいないんだから、お墓は閉じた方がいい』と熱弁を振るっていたようです。その姿を思い出した友人は、ずいぶん前からそうした霊に関わるような何かにハマっていたのかもしれないと思ったと話しています。

そして、新容疑者はペスカタリアンで、数年前から魚は食べても肉は食べない生活を徹底していたといいます。今回殺害した母親を食したことに相当な違和感をもつというのです。そういう点からも何か大きな悪い洗脳を受けたとしか考えられないと話されています。

新(あたらし)かほり容疑者のフェイスブック(Facebook)

フェイスブック(Facebook)「新かほり」「KaoriAtarashi」「あたらしかほり」「AtarashiKaori」で検索してみました。投稿内容からこれに間違いないのではないでしょうか。

南国風の背景にかわいいイラストのキャラクターがアイキャッチで入っています。Facebookでつながっている友達はおらず、基本情報などの書き込みもありません。

あたらしかほり容疑者は、ダイビングが趣味で、沖縄の海に潜りに行っていたという話も聞かれますので、フェイスブックの背景はそこからきたのかもしれません。

新(あたらし)容疑者は都内などの有名スポーツジムでヨガのインストラクターを務め、ラテン音楽とダンスを組み合わせた「ズンバ」というフィットネスプログラムのクラスも担当していたと報じられています。フェイスブックに挙がっている写真は全てこれらに関するものです。

活動的で明るい印象です。

急に増えたスピリチュアル団体に関する投稿

投稿内容がスピリチュアルの世界に傾倒していることを感じさせるものが急に増えている印象があります。ヨガも瞑想を主とする古代インド発祥の伝統的な宗教的な行いと言われていますが、何か通じるものがあるのでしょうか。

6月25日の投稿が以下です。「超いいね!」をしています。また、スピリチュアル団体「K」の京都での5時間講演会のお礼投稿に、「お疲れさまでございます! 見守り下さり、感謝いたしております」と、笑顔の絵文字付きでコメントしています。

母親の死亡推定日が24~27日と報じられていますので、もしかしたらこの頃には母親を手にかけていた可能性もあります。

【今日のひと言 2023.6.25】
気付いたら行動する!
習慣化させる
損得関係なく
誰かが見てようが見てまいが
善行は気持ち良いものですから
人間性とは
行動に顕れるものです
みなみなうれしうれしたのしたのし
かわるかわるありがたいありがたい
神人 拝

Facebookで「超いいね!」投稿

この短期間で、京都在住のシンガー・ソング・ライター&スピリチュアル・メッセンジャー&講師&脚本・演出家である「神人(かみひと)」さん(本名:蛯名健仁)の言葉や本の紹介がFacebookではいくつも投稿されています。神人氏の公開グループにも入っていることがわかります。メンバーが15,188人と出ています。

神人氏のホームページの中では、その講演内容が以下のように説明されています。

現代に生きるシャーマン(霊媒)である神人が、 幼少期からの霊的な経験と共に、日々あらゆる異次元存在との交流・対話の中で学んできた実体験を元にした話をまとめた教本テキスト「真実の扉」を用いて、ユーモアたっぷりに3〜7時間お話をさせて頂きます。

内容は、
 「宇宙」 「地球」 「神」 「霊」 「人」 「生」 「死」 「霊性進化」
 等についてとなります。

神人氏HPより

この講演会は全国各地で開かれており、スピリチュアルな内容を中心とした環境・飢餓問題、食育、未来について語り、ワークショップ(体験型講習会)では「魂の浄化」「心の解放」「自己の探求」「覚醒」を目的に「自分を変える」というテーマで開催しているといいます。

K氏

新容疑者が何度も紹介している神人氏の書籍「大日月地(おおひつく)神示」も読者からの高い評価があり、人の生き方の指針として受け取っている方は多いようですので、ここで特に怪しいと特定することはできず、宗教団体でもないようです。

シャーマンとは神や精霊との直接接触からその力能を得、神や精霊との直接交流によって託宣、予言、治病、祭儀などを行う呪術(じゅじゅつ)・宗教的職能者と定義されています。

”トップファン”の認定バッジ【追記】

新容疑者は、『K』に関連するコミュニティに登録してから日が浅いにもかかわらず、すでに“トップファン”の認定バッジを持つほど熱心に『K』を信奉していたことがわかりました。

『K』のFacebookグループには3万人ほどのメンバーがいるようですが、そのうち、“トップファン”はごく一部。新容疑者の『K』への傾倒ぶりは一般には理解できないほどの領域に入っていたのではという見方もされています。

指導する霊媒師がいたのか

Facebookの投稿内容から、神人氏の言葉や背景に影響を受けていることは感じられるところですが、自分が霊媒師になりたかった理由として、母親の調子が悪くて、窓を閉めっぱなしにしていたが、霊媒師にみてもらったら、調子がよくなったから」と供述しています。

そして「霊媒師になるために修行に行く必要があり、母がいると邪魔だった」として母親を殺害したといいます。

このことから、身近に強い影響を与えた霊媒師の存在がいたようにも思えます。単なるSNSのコメントやホームページや書籍から受けたもので母親への凶行に走らせるものでしょうか。誰かに背中を押されたのでは・・という考えもできますが、この時点では明らかでありませんでしたが、前述の霊媒師がその方にあたるのかは現状特定できません。

霊媒師とは、「霊を媒介する人」で、霊やスピリチュアルな存在を呼び出して自分の体に憑依させ、自分に憑依した存在の声を私たちに届けてくれる人を指します。

人気インストラクター新容疑者の変化

新容疑者はジムのインストラクターとして熱狂的なファンがいるほどの人気講師だったといいます。受講生からは高評価の話も多く聞かれています。

新先生はエネルギッシュで明るくて、人気のあるインストラクターでした。ああいった方たちの人気ってわかりやすくて、同じZUMBAでも受講生が10人もいない講師もいれば、人気のある方になると、そのインストラクターの追っかけをしてジムを移動する人もいます。

新先生は当時20人くらいの受講生がいて人気のある方でした。ハキハキ喋る、掘りが深い美人だったので男性からはもちろん、ボーイッシュで中性的だったので女性からもとても人気がありました

livedoorNEWS

教え方にも定評があり、受講生一人一人にハイタッチやグータッチをして見送るなど、Facebookでの投稿写真にあるように溌剌とした印象そのままの姿です。

ところが、最近の変化を指摘する声もあります。

もともとジーパン、Tシャツ姿が多かったのが、ここ3月、4月くらいから、黒い帽子に黒っぽい服に変わり、つい最近は頬がゲッソリと痩せていると映っていたようです。また、レッスン中も動ぎを忘れるなど集中力を欠くような場面があったといいます。

またジムの関係者からは、逮捕3日前の様子も。

「妙にテンションが高かったり、ベタっとすりよったり、情緒不安定なときがあったようです。事件直前の6月25日におこなわれたレッスンでは『私のことを忘れないでね』と意味深な発言をされていて……今思えば何かを決意していた言葉なのかもしれません」(ジム関係者)

日テレニュース

また、受講生が気になったこととして、以下のコメントも聞かれました。

いつもトレーニング中もずっと喋っているんです。体幹なので腹筋運動や筋トレ的なことをやるのですが、1、2、3、4というカウント以外の時は、ずっとぶつぶつ独り言を言ったりとか。テレビ番組を引き合いに出してダジャレを言ったり、それに1人で笑ったり、とにかく異常にハイテンションでした

この時には母の遺体の一部を食したりしていたのかもしれません。

ただ、一方では非常に感受性が強く、もともとハイテンションで情緒不安定だったため、上記の証言にあるような特別なものではないという意見も聞かれます。

新かほりの容疑は

事件の概要です。

6月28日午前11時ごろ、新かほり容疑者が親族を伴い近くの交番に出頭し、親族から“母親を絞め殺したと言っている”と告げられ、11時47分ごろ、警察が自宅マンションに入ると、浴室のバスタブから白いビニール袋に切断された大腿部を発見されたというもの。袋は10個以上におよび、頭部なども見つかっているといいます。

また「遺体の一部を食べた」とも話しています。食道や膀胱などが丸々ないということが報じられました。

「カニバリズム」と言われる呪術的信仰や宗教儀礼として人肉を食べる慣習があるようですが、なんらかの特別な力を獲得するためというのが多いともいわれるものです。宗教的な匂いがします。

新容疑者は「寝ている間に母の首を絞めて殺した。浴室に連れていき、家にあった包丁で切断した」と容疑を認めており、部屋から複数本の刃物が見つかっているとのこと。死体損壊・遺棄の疑いに加え殺人も入ってきたようです。

連行される時の新かほり容疑者ですが、顔を隠すこともせず堂々と悪びれた表情もないことに驚いた人が多かったのではないでしょうか。普通とは思えません。精神鑑定となるのでしょうか。

過去フランスでの研究で「カニバリズム」を行った人を”重度の統合失調症”に分類するという論文が出ています。その研究対象となった患者は両親の体の一部を食べており、「カニバリズム」に至るまでに、親子関係で感情的な不和や反抗があったこともわかっています。 詳しくはこちら

新かほり住む界隈の不気味さ

今回の事件現場となったのは、千葉県市川市南行徳3丁目24「シティテラス南行徳 テラスA」という高級マンションです。11年前に建ち、お金持ちの外国人が多いといわれています。

近隣住民から以下のような話が出てきています。

「あそこは呪われているんです。確か今回の事件と同じフロアの部屋だったと思うんだけど、5年ほど前の冬の夜、30代の金髪の韓国人女性が、50代の日本人男性の旦那さんを刃物で刺して、救急車やパトカーが駆けつけて、大騒ぎになったことがあってね。幸い男性の命は助かったみたいだけど」

「週刊女性PRIME]

新(あたらし)一家もまたこのマンションに移ってきてから、身体の具合が悪かった父親がさらに悪化し亡くなり、後を追うように祖母も息を引き取ったということで、不幸が続いたといいます。それらの事が何かにすがる機会になったのか。

近辺で起きた事件

こんな声も聞かれたといいます。

マンション近辺でも20年近く前、とある大きな事件の関係者が自殺したり、大手英会話スクールの外国人講師が殺害されたり……。この辺ってなんか不吉なんだけど、今回もまた変な事件が起きてしまった…

「週刊女性PRIME」

そこで調べてみますと、31年前の1992年、同市幸二丁目5番1号 行徳南スカイハイツC棟8階で、「市川一家4人殺害事件」という強盗殺人事件が起きています。

当時19歳の少年が会社役員の男性A(当時42歳)宅に侵入し、翌朝までに一家5人のうち、4人を次々に殺害したという残虐な事件です。10歳代の少年による残忍な犯行として社会に衝撃を与え、その重大性から少年法の在り方などに論議を呼んだ事件として知られています。

ひとくくり語ることはできない話ですが、地元の方々には「また起きたな」という思いはあるのでしょう。今回の事件が何か大きな力が働いて起きたのかは誰も断言することはできないことですが。

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