阿部光一フェイスブック顔画像「駆け引き慣れた古物店主」名古屋・マンション殺人事件

11月21日午後3時半すぎ、愛知県名古屋市中区新栄のマンションの一室で、この部屋に住む、古物商店長の阿部光一（あべこういち）さん（42）の遺体が毛布のようなものにくるまれた状態で寝室のクローゼットの中から見つかりました。死体遺棄事件として捜査中です。

阿部光一さんにについてフェイスブック（Facebook）を中心に顔画像などおってみました。

阿部光一（こういち）さんフェイスブック（Facebook）「名古屋市在住、独身が１件ヒット」

阿部光一さんをフェイスブック（facebook）で和名、仮名、カタカナ、アルファベットの考えられるあらゆるパターンの、「阿部光一」「阿部こういち」「あべ光一」「あべこういち」「アベコウイチ」「AbeKoichi」「Abekoici」「abekoichi」「A.koichi」「KoichiAbe」「Koichiabe」「K.Abe」「K.abe」で検索しました。

「阿部光一」名で３０件近くのフェイスブックのアカウントがヒットしました。

その中で気になるFacebookアカウントがあります。アイキャッチやカバー写真など一切ない「阿部光一」さん名のフェイスブックのアカウントです。

数ある「阿部光一」さん名のフェイスブックアカウントを１件ずつ見ていった中で唯一「名古屋市在住」と書かれているものがありました。自営業との記載もあります。「独身」というのもニュースで報じられていることと一致します。共通点が多いアカウントです。

30代の女性の友人が1人つながっておられますが、住まいなど不明です。

阿部光一さんフェイスブック（Facebook）「職業関連サイトにいいね！」

あべこういちさんがフェイスブックアカウントで「いいね！」をしているお気に入りサイトが５つ登録されていますが、その中に「買取１丁目ー高価・買取」というのがありました。古物商の店長と報じられた阿部こういちさん。仕事に関係あるサイトといえるのではないでしょうか。

投稿は２件だけです。

「２００６年にSakae　Nagoyaに引っ越しました」

「２０１１年自営業で新しい仕事をスタート」とあります。

名古屋栄町は中部地方最大の繁華街・ビジネス街で、阿部こういちさんの古物商の店舗はここにあり、このことを指しているのではないでしょうか。

阿部光一さんのFacebookアカウントという確証はないものの、非常にに可能性が高いアカウントといえるのではないでしょうか。

阿部さんの顔画像が公開されました。いつの頃の写真かわかりませんが、最近のものであれば年齢より若く真面目そうな印象です。

阿部光一さんの職業は古物商店店長「押しの強い取引との口コミ」

あべこういちさんの職業は当初不詳と言われていましたが、古物商の店長とのちに報じられました。名前とあわせて「古物商　阿部光一」で検索すると、次のようにサイトの入り口がヒットします。阿部光一さんが「おたからや名古屋栄店」の店主であることが確認できます。

このサイト入り口から「おたからや名古屋栄店」の公式ホームページに入ると、事件の影響でしょうか、現在閲覧することができなくなっています。

愛知県公安委員会が公開している古物商許可一覧に「阿部光一」さんの名前がありました。サイトのURLにも「otakaraya」とあり、前述のヒットで出てきた許可番号も一致しています。

続いて「おたからや」の全国店舗一覧から検索すると「おたからや 名古屋栄店」の店舗情報にいきつきます。

「おたからや」とは、全国に1,300店舗あるフランチャイズ買取専門店で、現在も店舗数を増やしており、業界注目の買取業者といわれています。

所在地の地図です。繁華街にあることがわかります。

このサイトには取引をされた方からの１件の口コミがありました。２０２２年６月２２日の投稿です。

ルイヴィトンバッグ（メルカリで中古で35万円位で売られているもの新品他計2点）、シャネル(カメリアバッグ他計4点）、クロエバッグ、セリーヌバッグ、ボッテガヴェネタバッグ等計9点、カルティエ指輪1点、10金ネックレス、10金ダイヤネックレストップ、香水2点ボックス、ティファニーコーヒーカップセット等でめちゃくちゃ低く買いたたかれました。シャネルバッグやルイヴィトンバッグは売らないと言っても売ってくれないと困ります。勝手に写真を撮った挙句の果てにって何回も言われてとても、気持ちいい取引ではありませんでした。皆様には売らないよりも、他で見てもらったほうが良いです。私は、返してほしかったのですが、新品が戻ってくるとは限らないし、偽物を突き付けてくるから諦めろと旦那さんや義母に何回も言われて諦めました。皆様にはこちらでお取引は絶対止めたほうが良いです。絶対お勧めしません。家まで来てもらったのですが2度と呼びません。迷惑です。

ブランド品を多数買取交渉をされた中で「低く買いたたかれました」「気持ちいい取引ではありませんでした」「絶対お勧めしません」「迷惑です」など辛辣で厳しい言葉が並んでいます。片方からだけの意見なため何とも言えませんが、かなり強引な取引をしたと受け取られています。

一方で好評価の口コミもあります。

色々なお客様がおられる中、最終的には取引が成立していますので、駆け引きが慣れたベテランと言えるのかもしれません。

また、「おたからや名古屋栄店」が入るビル内の店舗経営者からの話です。

「とても穏やかで静かな人柄でしたよ。きちんと挨拶してくれるし。水商売系の方だけではなく、一般のお客さんも多くて、結構、繁盛していましたね。ただ、こういった質屋さんで働く人はスーツ姿が多いのですが、Aさんはいつもセーターなどのラフな格好をしていましたね」

週間女性PRIME

同業者の証言では寡黙で自分のことをほとんど話さない人だったと言われています。

「この業界は信用商売じゃないですけど、スーツとかかっちりした服装でいるのが普通なんですが、阿部さんのいでたちはスウェットの上下だったと記憶しています。思わず『そんな服装で働いてるんですか？』と尋ねると、『堅苦しいのが嫌なんです』という返事でした。私が見ている限り、服とか自分の持ち物には頓着しない感じに見えましたね。スウェットに関しても、こだわってるブランドとかじゃなくて寝巻きというかそんな風に見えました」

「阿部さんて、本当に話さないんですよ。こっちが聞いたら答えるけど。だからこっちがたくさん話しかける感じになるんです。女性の話も聞いたことないですね。一緒にご飯を食べたときはお酒を少し飲んでいましたが、彼女がいたとかそういう話もしませんでした」

集英社オンライン

阿部光一さんはマンションで職場近くに一人暮らし

阿部光一さんは自宅である「名古屋市中区新栄２丁目」のマンションで発見されています。

下の地図からわかるように職場である店舗から自宅まで車で５分、歩いても１５分ほどというかなり近いところに住んんでおられたことがわかります。自宅もかなり街中にあるということなのでしょう。

同居家族はおらず独身で独り暮らしと報じられています。

阿部さんは今年お母さんを亡くされており、そのお母さんとは毎日電話していて、お姉さんともマメに電話でやりとりしていたと報じられていますので、突然の音信普通にな不審に思うのは当然のことだったのでしょう。

阿部光一さんの身の上に起きたこと「過去にトラブルも？」

阿部光一さんは自身が住むマンションの９階の部屋のクローゼットの中から布につつまれた状態で発見されました。クローゼットがある部屋のドアには、外側から粘着テープで目張りがされていたということです。部屋の玄関は施錠されていて、警察は、何者かが遺体の発見を遅らせようとした可能性もあるとみて調べています。

ご遺体は裸で頭には袋が被せられ手首が縛られ布のようなものでくるまれており、死後１か月半から２か月経ち一部腐敗が進んでいたといいます。

遺体発見の経緯は、11月20日（月）阿部さんのお姉さんが「弟と長期連絡が取れない」と安否確認の依頼があり、警察が21日午後３時半過ぎに阿部さんのマンションに立ち入りクローゼットの中から男性の遺体が発見されたというものです。その後阿部さんと確認されました。

司法解剖の結果、阿部さんは先月上旬までに死亡した可能性が高く、SNSのアカウントが、阿部さんが亡くなった後も使用されていたとみられることが新たにわかりました。

親族はこの時期に阿部さんのアカウントとやりとりをしていて、警察は、何者かが阿部さんになりすまし、亡くなった後も生存しているように見せかけたとみて調べを進めています。

阿部さんを知る人から「1カ月くらい前に入院のために休むと（店の前の）張り紙に書いてあった」という話が聞かれています。（メーテレ）

また、古物店が入るビルと同じビルで働く人は以前に店でトラブルがあったと話します。（CBCテレビ）
Qこれまでトラブルはあった?
「またかって感じ、2回目だよ」
Q2回目?
「前にも店の中を荒らされてた」
Qそれはいつごろ?
「1年経つか経たないかぐらい」

同じマンションに住む人は…「(警察に)物音がしなかったかとか、もめている声がしなかったかとか聞かれたけど、全然わからなかった」「怖いです。めちゃくちゃ」と話しています。

なお、阿部さんが事件前に愛知県警に「商売でだまされた」などと相談していたことわかりました。

「おたからや名古屋栄店」には昨年、早朝にブランド品などが盗まれる窃盗事件があったという証言が出てきました。同じビル内の商店従業員の話です。

「窃盗事件は1年半ぐらい前の朝方のことでしたね。ビルは23時を回ると外から人は入ってこれないので、どうやって泥棒が侵入したのかはわかりませんが、23時を過ぎてもビル内にずっといる分には大丈夫なんです。その日、ウチのオーナーは店舗に寝泊まりしていたんですが、就寝中に突然警報が鳴って、何かバタバタする音が聞こえたので店から廊下に出て様子を確認すると、もう誰もいなかったそうなんです」

集英社オンライン

今回の事件と関係があるのかはわかっていませんが、阿部さんはこの強盗事件以外を含めこれまでに4件、警察に事件やトラブルの相談をしていたことが新たにわかりました。