辰島ありさ殺害は顔見知りの犯行か、目撃の作業着姿の男性とは

ニュースZEROより

熊本市の雑居ビルの空き店舗内で全身を布で巻かれた遺体の状態で見つかった派遣社員、辰島ありささん(29)。ご両親の痛々しいコメントが出ました。悲鳴を聞いた、作業着姿の男性を見かけたなど住民からの証言があり、顔見知りの犯行ではとの説が出ていました。

新たに死体発見ビルのエレベーター管理会社の担当者が死亡していたことがわかっています。さらに近くの防犯カメラに辰島さんと男性が雑居ビルに入る姿が写っていたことが報じられました。

目次

辰島ありささん犯人死亡のまま書類送検【追記】

8月30日熊本県警は、以前より目撃情報があったこのビルのエレベーターを保守点検する会社に勤務し、事件後に自殺した30代の男性従業員が事件に関与したとして、容疑者死亡のまま殺人と死体遺棄の容疑で書類送検する方針を固めたということです。(毎日新聞

犯人の氏名は熊本市中央区、松原聡(さとる)容疑者(当時31歳)ということがわかりました。(読売新聞

近くの防犯カメラに映っていた作業服姿の男性の映像が公開されました。辰島さんが行方不明になる2時間前ということです。(TBSNEWSDIG

辰島さんが着ていた服からは男のDNAが検出されています。二人の自宅は近いが面識はなかったと結論づけられています。

辰島ありささんが何故ぐるぐる巻きになっていたかなどは謎のままになるのでしょう。

辰島ありささんとみられ女性と男性写る【追記】

現場付近の防犯カメラに辰島さんとみられる女性と男性が雑居ビルに入る姿が写る映像が確認されたということが報じられました。

当初はこのビルで辰島ありささんの姿が途切れた、と言われていました。今回は二人で一緒に入ったという証言。

一緒にいた男性はいったい誰なのでしょうか。警察は男性と事件との関連について調べに入ったということです。

死亡していたエレベーター管理会社の男性【追記】

関係者によると、辰島ありささんの遺体が発見された後からこの雑居ビルのエレベーター管理会社を担当する男性と連絡が取れなくなり、その後亡くなっていたことがわかったといいます。自殺の可能性もあるといわれています。

奥の黄色の7階直通エレベーター

以前より、遺体発見の7階フロアに行く方法として、日常的に使われていないエレベーターか非常階段かと言われており、あわせてこのエレベーター前で、作業着の男性の目撃情報があがっていました。

この男性と辰島さんの関係は明らかになっておらず、警察もこの事に関しては「答えられない」としています。「関係ない」との回答もないということで何かしらの関係があるのではと言われています。

この男性がいつ、どのような形で亡くなったのか。辰島ありささんの所持品はどこにあるのか、どのように殺められたのか、なぜ布を巻いたのか。疑念は増えるばかりです。

辰島ありさ殺害事件の経過

辰島ありささんが事件に巻き込まれる前に1階のエレベーター付近で普段は見かけない作業着人物を見たという証言が出ていました。

tastushima-honnin
5月27日
午後11時頃
(辰島さんのアルバイト終了2時間前)

ビルの住人から作業着姿の背の高い人物が目撃されています。(新たな証言)

発見までの経過が以下です。

5月28日
午前1時すぎ

アルバイトが終わり同居男性に「帰る」とSNSでメッセージを送っていました。

住民が女性の「ギャー」とか「キャー」という悲鳴を聞いています。(1時か2時頃)

午前中に殺されたのではないかとみられています。死因は窒息死と判明。

ビルの内部か入り口付近で殺害されたのではとみられています。

28日

同居する交際相手が辰島さんの家族に「連絡がつかない」と相談

29日
午前1時頃

辰島さんの家族が警察に相談、行方不明届を提出

防犯カメラに現場周辺まで1人で歩く辰島さんとみられる女性の姿が映っており、現場ビルで途切れていたことから捜索

29日
午後8時43分頃

雑居ビルで布で全身布で包まれた状態の遺体で発見

殺害されたのはビルの内部入り口付近とみられています。(新たにわかったこと)

30日
エレベーター管理会社の男性と連絡がつかなくなった

遺体発見後にあたるこの日に出社せず、その後死亡が確認

辰島ありさ発見の雑居ビルで見かけられた作業着人物

辰島さんが発見された雑居ビルについて不可解な点が指摘されています。

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熊本市中央区南坪井町の雑居ビルです。

普段使われていない7階フロア

この雑居ビルは、8階建てで、1~2階には店舗、3〜6階までが住居、7〜8階には以前カラオケ店が入っており、現在は空きフロアになっています。

2台あるエレベーターは、1~6階まで止まるものと1階から直通で7階へ行くものとがあり、後者の直通のものは普段は使われていないとのこと。

では7階に行くにはどうしたらいいのでしょう

非常階段を利用すれば行けますが、がないと7階フロアには入れません。殺害されたのは、ビルの内部か入り口付近と言われています。発見されたのがカラオケ店跡の7階フロア

自分で行ったのか、連れていかれたのかが気になるところです。

エレベーターの点検などを行う業者の方によると、普段使われていなくてもブレーカーを入れるとすぐに動くようになると言われています。

ビルの構造や使用状況などに詳しい人が浮かびあがってきませんか

不審な作業着姿の人物

新たな証言で出てきた作業着姿の人物。これは辰島さんが「帰る」のメッセージを送った時間の2時間前にあたります。27日の午後11時頃、ビルの住人が普段みかけない作業着姿の人物を見かけたというのです。

しかも通常使われていない7階8階に行くエレベーター側に立っていたといいます。

ビルの点検にしては変な時間ですね

同じ11時頃、動かないはずのエレベーターの音を聞いた人がいました。

辰島ありさ殺害は顔見知りの犯行では

今回の事件の捜査の視点は前述べた雑居ビルに関する不可解な点に加えていくつか解明の手がかりが取り沙汰されています

最初から事件性ありとしての捜査か

29日の夜になって父親から連絡がとれないとしての届けが警察にされていますが、通常はそんなに早い段階から防犯カメラの確認をしないとのこと。当初から事件性があるということで捜索がスタートしたのではないかと言われています。

子供や認知症疑いの高齢者なら別だが、成人女性が1日連絡が来ないから即事件とはならないというのです。

父親はストーカーなど思い当たらないと言っていたそうですが、同居の男性から何かしらの証言があって動き出したのではないかとみられています。

遺体を巻いた布

多くの人が謎に感じている全身が布に巻かれた状態で発見されたことです。警察がハサミで切って顔を確認したというくらいですからかなり頑丈に巻いていたということになります。

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気になるのはこの全身を包むくらいの量の布をいつ用意したのかということです。殺害前なのか殺害後なのか疑問が残るところです。

また、布が巻かれた理由として、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は「ゴゴスマ」の中で以下のように言われています。

布を相当頑丈に巻いていることを考えると、このビルから次の場所へご遺体を移すつもりがあったのかもしれません。

また別の犯罪心理学者の方の推測では、「顔見知りの犯行ではないか」と言われています。

加害者は通常すぐに逃走するのが当たり前なのに、布を巻いています。それだけ遺体と一緒に時間を費やしているようなところから、加害者は被害者に対して何らかの強い思いがあったのではないか、

どのようにして殺害されたのか

窒息死であったということが断定されていますが、着衣に少しの乱れはあったものの傷や首を絞められたような跡が一切ないと言われています。靴、靴下は履いておらず、財布や携帯など身の回りのものも見つかっていません。

犯人はどのような手で殺害したのか不明です。

様々な証言や事実から犯人像は随分絞られてきたのでは、と言われていますが、このまま真実が明かされないとなるとご両親のやりきれない思いがしのばれます。

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